I2TA8月公開シンポジウムのご案内

公開シンポジウム「テクノロジーアセスメント(TA)の実践とわが国における制度化の課題」

 科学技術の進展はますます速くなり、わが国でも政策的対応や社会的イノベーションが追いついていないとされます。それに対して、「新成長戦略」では、課題解決型の戦略的イノベーションを支援していく姿勢を明確に打ち出しています。総合科学技術会議によって策定が進められている「科学技術基本政策策定の基本方針(案)」(2010年6月16日)でも、「政策などの意志決定に際して、テクノロジーアセスメントに基づいた幅広い国民合意への取組」を進めるとした方針をまとめています。
 日本における萌芽的な取り組みとして、iPSや宇宙技術における事例を紹介し、テクノロジーアセスメント(技術の社会的影響評価; TA)の可能性を探るとともに、ナノテクノロジーを題材にこれまで進められてきた日本における実験的TA活動を紹介します。また、海外の識者による市民参加型TAの事例、イノベーションへの貢献や国際連携のあり方についての講演を行います。このような議論を通じて、わが国におけるTAの役割を確認するとともに、制度化選択肢を広げたいと考えています。
 本年3月には「科学技術政策プロセスのオープン化--テクノロジーアセスメント(TA)の新たな潮流とわが国での制度化」と題した公開シンポジウムを開催いたしましたが、改めて来る8月に下記のシンポジウムを開催し、TAの分野における世界的な専門家とわが国の科学技術政策実務関係者の方々で議論を行いたいと考えております。なお、このシンポジウムは、東京大学公共政策大学院科学技術と公共政策研究ユニットを中心に公的機関の研究者や民間企業、NGO、消費者団体などがメンバーとして参画する「先進技術の社会影響評価(テクノロジーアセスメント)手法の開発と社会への定着」(I2TA)プロジェクトが主催いたします。



日時:    2010年8月30日(月)10:00-17:00
場所:    福武ラーニングシアター地図・アクセス
             (東京都文京区本郷 7-3-1 情報学環・福武ホール, Tel: 03-5841-0328)
主催:    東京大学公共政策大学院科学技術と公共政策研究ユニットI2TAプロジェクト
共催:    東京大学政策ビジョン研究センター
後援(予定):    (独)科学技術振興機構・社会技術研究開発センター、(独)物質・材料研究機構、NPO法人市民科学研究室、研究・技術計画学会テクノロジーアセスメント研究懇談会

* I2TAは、科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)におけるlogo_with_title.gif「科学技術と人間」研究開発領域「科学技術と社会の相互作用」研究開発プログラムの「先進技術の社会響評価(テクノロジーアセスメント)手法の開発と社会への定着」研究開発プロジェクト(平成19年~22年度)です。

プログラム(講演タイトルは仮題):
      9:30    開場・受付開始
    10:00-10:15    開会挨拶
    10:15-12:15    国内におけるTAの試み
                加藤和人(京都大学准教授)
                    「iPS細胞の倫理的・法的・社会的課題への取り組み」
                秋山演亮(和歌山大学教授)
                    「今後の宇宙政策のあり方に関する有識者会議の経験から」
                竹村誠洋・松浦正浩・上田昌文・吉澤剛(I2TA)
                    「産学公によるナノテクノロジーのTA」
                司会:竹村誠洋(物質・材料研究機構企画部国際室長)
    12:15-12:30    ディスカッション

    13:30-15:00    海外ゲストによる講演
                Pierre-Benoît Joly(フランス国立農学研究所研究ディレクター)
                     "Lessons from participatory/interactive TA"
                Andrew Stirling(サセックス大学SPRU教授)
                     "Opening up TA for new innovation policy"
                John Grin(アムステルダム大学教授)
                     "TA in the context of transition management"
                司会:鈴木達治郎(東京大学客員教授)
    15:15-15:25    TAの制度化についてのI2TAからの提言
                城山英明(東京大学教授・I2TA代表)
    15:25-16:45 パネルディスカッション「日本におけるTAの制度化への課題」
                津村啓介(内閣府大臣政務官)(予定)
                有本建男(科学技術振興機構・社会技術研究開発センター長)
                Barbara Rhode(駐日欧州連合代表部公使参事官、科学技術部長)
                Pierre-Benoît Joly(フランス国立農学研究所研究ディレクター)
                Andrew Stirling(サセックス大学SPRU教授)
                John Grin(アムステルダム大学教授)
                司会:城山英明(東京大学教授・I2TA代表)
    16:45-17:00    閉会挨拶

    17:30-19:30    懇親会(山上会館1階 談話ホール・有料)[地図・アクセス

参加には事前登録が必要です。事前登録はこちら

なお、本シンポジウムは日英の同時通訳付きで進行いたします。シンポジウムは無料ですが、懇親会は2,000円を頂きます。
以上