第9回基本政策専門調査会(2010年6月16日)議事要旨
・議題は(1)研究開発システムWG中間とりまとめについて、(2)科学技術基本政策策定の基本方針とりまとめについて、(3)施策検討WGの設置について。
(1)研究開発システムWG中間とりまとめについて
・資料2「研究開発システムワーキング・グループ中間とりまとめ(概要)」をもとに説明。今後年内に最終取りまとめをする。中間とりまとめの構成として、研究開発システムに必要な機能、府省を越えて早期に対応すべき課題、中長期な取組みが必要な課題等、今後の対応。国の研究開発を4段階に分け、特に研究開発機関が関わる資金配分段階と研究開発実施段階に焦点。資金配分主体の役割分担。独法への移管を着実に進めるべき。研究開発の一体的推進。競争的資金の使用ルールの統一化及び整理統合。具体的な内容は資料3をご覧頂ければ。基本方針の方にも反映させていただいている。(安藤参事官)
・研究開発型の組織、学術研究型、ある程度分けて組織を作らないといけないのでは。「研究開発独法」と、「研究開発機関」は別ということか。(白井)
・それは別物である。(安藤参事官)
・p5の国立大学法人は「現段階では運用の改善で対応することが適当」というのは、それで仕方ないよね、という感じを受ける。また、ここは大学全体もぜひニュアンスとして入れていただきたい。(白井)
・「府省を越えた」議論をという前に、議論の場があれば。(崎田)
・競争的資金のルールの統一化についてはアクション・プランの中で、その中で各省の枠を越えた議論が始まっている。(安藤参事官)
・使用上のルールについては統一的に運用できるよう。ここでは競争的資金についてどういうシステムで配分機関のシステムを作っていくかを全体的に見直すという大きな構想。(相澤議員)
・学長は学部長を選ぶ権限がないとか、研究費の配分だけではなくリーダーシップの強化について言及を。p6に「優秀な人材」とあるが、優秀かどうか評価する仕組みがないと。
・テクニカルなことだが、資料2と資料3が目次と合っていないのだが、どちらの方を優先させていると考えているのか。(大隅)
・資料2はあくまでも概要。(安藤参事官)
・府省を越えて対応する順番が資料2と資料3で異なるところ。たとえば「イノベーション創出に向けた『場』の構築」と「研究開発独法・大学等の機能強化」で、資料2では研究開発独法が先に来ている。(大隅)
・資料2はポイントということで、網羅しているわけではない。ここに載っていないそれ以外のものは「その他」として付け加えさせていただいた。(安藤参事官)
・いずれ練られたものが出てくるということでいいか。(大隅)
・資料2はあくまでもポイントの説明ということで、事務局の責任で整理させていただいた。(安藤参事官)
(2)科学技術基本政策策定の基本方針とりまとめについて
・パブコメを募集したので、結果を。(相澤議員)
・資料5「パブリックコメントの結果について」から。合計で2,204件の意見が出ているが、1人からの複数の意見は別個のカウントとしている。テーマ別だとⅡ「国家戦略の柱としての2大イノベーションの推進」が600件強、Ⅳ「我が国の科学・技術基礎体力の抜本的強化」は900件強と目立っている。意見を類型化させてもらうと、予算拡大要求型、我田引水・陳情・要求型、既得権擁護型、組織対応型とある。こうしたものを除くと批判、正論、公憤を含む意見が1,307件、私感だが切実な現場の声も21件頂いている。政務官からも「目を開き、耳をすまして」意見を頂きますとあるので、パブコメはすべてしっかり読み、主な意見を整理した。(安藤参事官)
・事務局より資料4「科学技術基本政策策定の基本方針(案)」について、主な変更点について説明。章や節の題における変更として、Ⅳが「我が国の科学技術基礎体力の抜本的強化」を「我が国の基礎体力の抜本的強化」と変えた。Ⅲ.2.〜5.から「研究開発の推進」という接尾が抜け、5.については「研究開発の共通基盤を支える」としている。Ⅴ.3.では「科学・技術コミュニケーション」という言葉が頭に来ることはどうかとあったので、「国民とともに創り進める科学・技術」となった。
・パブコメにかけた段階では、多くのPが並んでいた。そのPは主として関連のところと、まだまだ調整に至るまでにはギャップのあるものもあった。検討してきた結果、かなりのものはPを取るところまで来た。最終答申としては年末をメドに作成していく。答申に向けて整理充実を図っていく。このようなことを考慮いただいてご意見を。(相澤)
・前より後退したなという印象。p30。上から2つめの・で、自校出身者比率について数字が書かれなくなった。日本の大学の問題として、一箇所にエクセレントな人が集中しすぎ。地方大学などに優秀な人材が行かない。もっとも悪いのは東大だと思うが。いろんな人がいろんなところに行くことで、エクセレントな人の層を増やす。ここを後退させてはならない。ある大学で「18から65まで同じところにいると退屈でしょう」と言ったら、そこでは90%の人が自校出身者だった。これを止めないと、アメリカや中国と競争できない。努力目標は書くのだが、法的拘束力はないので。「指向する」とかでなく、法的拘束力のあるルールを作る、と入れていただきたい。(潮田)
・第一点についてはわれわれの原案は20%とあったが、委員の方からご発言頂いた経緯がある。(潮田)
・この委員会で自校の学部出身の方は手を挙げていただきたい。(潮田)
・そのような進め方がここで適切かどうか分からないが。ただ一律に20%、この段階で入れるというのは難しい理解していただきたい。(相澤議員)
・理解したが納得していない。(潮田)
・規制をしようとすると、大学の環境を変えると上がるよりも下がるのではと思う。紙を出させていただいた。1ページものである。全体について、有識者が集まられるところですから、格調高い文章にしていただきたい。章ではⅡとⅢ、今後に対する意見。Ⅱは詳細に。少しⅢやⅣに比べると詳細すぎるのでは。ⅢやⅣの増え具合によるが。国家の基盤を支えるというのは大変重要なので「目指すべき国のすがた」から全体構成を見直して。例として単語の羅列が見られるが、「うちのを入れろ」とかいう議論になるので、例示はできるだけ避けた方がよい。Ⅳ.の科学・技術の強化、「原則し」というより「活用し」にすべき。また、どうしても%表記をして枠を確保しようとすると、選抜に困る人が来る。2.は前回提出意見関係である。人文社会科学系の重要性はかなり入れていただいたが、ライフ・イノベーションのところは消えている。再度どこか適宜書き込むべき。運営費交付金については、文言としてはとても入らないという話だったが、日本の貧弱さは明らかなので、ぜひ具体的に書かないと。再度配慮をお願いしたい。(松本)
・まず第1点、この議論の後にWGを設置させていただくことを提案させていただく。最終答申に向けて。ぜひそこで崇高なメッセージが書かれるよう。最終答申に向けて充実・整理させていただく。ライフ・イノベーションのところに人社系のことを入れる。ご指摘のところが弱い。もっとも難しいところは運営費交付金。事務局の説明でも、大変なせめぎ合いがあったという。だが、本日この委員会で、基盤的経費というところを明確に記載したい。ご支持いただけるならば、私たちの目指すところでもあるので、ここを修文することにしたいが。それでは、松本委員からの意見を活かした形で直す。(相澤議員)
・「この部分で財務省でダメと言われたから」とか、「書いていいか」と聞くのはおかしくないか。(潮田)
・あまりにも架空の状態を想定するより、体勢あるかたちで。(相澤議員)
・会議の姿勢として不適当だと思うが。(潮田)
・国の財政の問題でもあるので、ここに書き込むのは非常に現実性のあるものにしないと。前から細川委員の指摘されているように。(相澤議員)
・問題は言われたから修文したというところ。(潮田)
・大学のところは落とせと言われたが残した。「お願い」というのは言葉の綾である。(安藤参事官)
・事務局も大変な戦いをしているということをご理解いただきたい。(相澤議員)
・新成長戦略は12月閣議決定されたということだが、新政権でこれは変わるのか、維持されるのか。(中西)
・閣議決定は内閣が代わっても維持される。また、12月のものは基本方針である。この6月、まもなく具体的な工程表とともに公表される。(相澤議員)
・p10の気候変動適応のところが変わっている。新たな社会システムのところに人文社会学のことを、もう少し詳しく。p12。エコカーは非常にいいことだと思うが、持てるものと持てないもの、差別意識を生まないように。p16のところ。イノベーション戦略協議会は、どこに作るのか。その組織の位置づけの明確化が必要。総合科学技術会議の下に置くのか、どこかの省庁に置くのか。p18の「○%を多段階選抜型のSBIRに充てる」というところは一律に%で充てて良いのか。一律に書くことによって後で柔軟な運用になるのかが心配。p22。「我が国の強みを伸ばす」というところで、どう考えても「機能性化学」は「材料科学技術」とかぶるのでは。p25。ここは基本、基礎技術のところに。50程度のリサーチ・ユニバーシティ。前の方で多様性を求めるとあることに矛盾しないか。50から外れたところはどうするのかも書いておいて。p26。パブコメにあったが、論文引用の仕方は研究領域ごとに違う。論文平均被引用度。引用件数は結果として、これを目的とするのではなくしていただきたい。引用件数を上げるために、なってしまうので、もう少し書き方を考えて。p32、下の方。共用促進。施設・設備の共用を進めるため、専門的な技官の養成や意義についても書いていただければ。(中西)
・気候変動適応。もっと明確に循環型としている。また、研究の方針として2つに分けており、多様性を求めて裾野を広げる基礎研究と、世界のトップを狙うものがある。引きつけてと言うのは、世界トップの話。世界トップを狙うと言うところは強固にしていかなかければならない。(相澤議員)
・最後のページ。同じところばかり指摘して申し訳ないが、具体的に研究開発投資額はどうやって決定されるのか。中期財政フレーム、新成長戦略との整合性はどうか。最近、新聞に出ているが、たとえば当面3年間、枠をはめるということが決まるかもしれない。前年と同額で予算を作っていくことになるのか。総合科学技術会議がある程度袋詰めで出していくことは実現可能なのか、基本計画そのものの実現可能性につながってくる。近々それが出て、そこの整合性をどうやってとっていくか。整合性をとるということで、それなりの表現などが必要になる。ぜひあらかじめ袋詰めになるということの問題点を明らかに。この理解でいいのか。(細川)
・ご指摘の通り。ここは政務三役にリードしていただくところ。上にある新成長戦略、GDP比4%以上は新成長戦略の中に書かれている。この軸に沿って出る新成長戦略、すべて、内閣府の政務三役は関わっている。すべて連動していると理解していただいて。(相澤議員)
・今の続きで一言だけ。確かに財政が逼迫している。歳入歳出計画、財政運営戦略はこれから出るわけだが、これに対応できるように、各項目がどれだけの経済効果を生むか、基礎科学は必要ないが、投入資源に対しての効果を。ある意味においてウェイト付けが行われないと、調整が利かなくなる。質問として、こういう視点でぜひというのがある。p1の基本理念。オープン、グローバル、フラットなイノベーション。オープン・イノベーション、いかにオープン・イノベーションが大事か。競争力を配慮して欲しいとあったが、むしろ競争力を強化するためにもオープン・イノベーション、ポジティブ規制が大事、という観点がここにも入っていないといけない。規制の面でどう対応していくか。産業界の中ではそういう声もある。オープン・イノベーションのために規制緩和が大事。それが競争力を高めることになる。できれば基本理念のところで謳っていただきたい。国のかたち、国のすがたが描かれていないものだから、いろんなものがワッと出ている。金の使い方のメリハリではなく、政策のメリハリ、ムダ。p5、⑤の後にグローバル化のことを。そしてその形で言うには革新的なグリーン/ライフ・イノベーションに重点化する。そのなかで日本初のビジネスモデルが出てくる、そういう国なんだという勢いを。あと小さいところとして、海外からの留学生に適切な家がない。p26にもある留学生30万人計画があり、「周辺自治体・地域の国際化」と簡単に書いてるが、マナーや語学の問題がある。また、学生たちはお金を持っていない。いかに居住の家を提供するか。(桜井)
・第1の点は新成長戦略の中で位置づけが明確になっている。研究開発がいかに貢献するかというところで第2章につながっている。(相澤議員)
・私は新成長戦略を読んでいるが、オープン・イノベーションというのは、日本初のモデルがいっぱい出てくるというイメージ。(桜井)
・日本のオリジナルなイメージを、というので十分かどうか。(相澤議員)
・オープンとは何を意味しているというと、産官学。(桜井)
・その他指摘いただいたところは、どなたか有識者議員に。(相澤議員)
・p30で、女性研究者全体で25%うんぬんとある。第3期はp17に同じ文言が書かれている。いくら何でも停滞しているのではないか。過去3年、何も変わっていない。医学系はなぜこれが大成できなかったのかというところを書いていないのではないか。3期と4期のつながりがない。同じように上の方で自校出身者の話があったが、3期のコンセプトと何が違うのか。委員先生方も明確でない。「期待される」という結語となっているが、期待され続けている。3期に基づいた4期の意味づけ。それからもう一点。桜井さんのお話、議論があった。オープン・イノベーション。自前主義や垂直統合に対するアンチテーゼ。オープン・イノベーションの定義をはっきりさせるべきではないか。タクティクス。われわれに書けていた戦略。ここでご指摘のように。誰かがOIというのはこれだ、というのを定義していただかないと。(中鉢議員)
・薬の開発のOIのイメージが強い。(桜井)
・充実させうるところでできればさせていただきたい。(相澤議員)
《ブレークはじめ》
・民主党衆議院議員の大泉博子。第4期科学技術基本計画作っておられるということで、党にいる人間も加わりたいといったら早速この場に招いていただいた。新成長戦略が閣議決定されており、二つのイノベーションを進めていくということだが、道具立ては持っている。独立行政法人、民間の研究所があるが、これをどう活用していくか、議論していただきたい。GDP比で4%、まだまだそのメドはついていない。既にある資源をフルに使えるような議論を。(研究者は)事業仕分けで減らされるんじゃないかと及び腰になっている。私は科学にバックグラウンドがあるわけではないが。とにかく日本を救うのは科学技術だけ、そのための道具立ては揃っている。(大泉衆議院議員)
《ブレークおわり》
・パブコメの意見数では、Ⅲ章がこのような段階で210件も集まっているということで、きちっと議論していく必要がある。大きなものの考え方、国家基盤を支えるということで、たとえば卑近な例では「はやぶさ」が帰ってきた。科学研究という観点からカプセルに試料が入っていなければ失敗、という考え方もあるが、これか基礎研究も同じだが、はやぶさがこの2.の「豊かな国民生活の基盤を支える」というところで、サンプルが入っていなくても許せる、となるだろう。宇宙やノーベル賞をもらうようなものは見える。見えるものも大事で、だが見えるものだけがサイエンスではない。そのような視点で国家を支える。そこで人文社会科学も入って。たとえ基礎研究であっても産業に波及するし、人々がワクワクする、というところでⅢ章を。(毛利)
・Ⅲ章は、不十分であるが、課題を解決するというもの、として書いている。4つのそれぞれでそこに該当する。3期基本計画はどの研究分野が重要なのかと言う視点で書いていたが、そこが今回の大きな違いである。細部は詰め切れていないが、今後のドラフティングをやってもらうためのWGを設置して充実させたい。(相澤議員)
・それならばⅣ章のところに今私が述べたようなことを。(毛利)
・議論を逆にさせてしまって申し訳ないが、森委員と運営費交付金についての意見を提出させていただいた。この状況を打破していくというところで運営費交付金は大事ではと。(西村)
・話を身近なところに。地域社会の課題、それを活用したものを。全体像として、前回、生物多様性の話とか、地域の科学への市民参加をして、それが入り大変ありがたいと思っている。もう少し発言をさせていただきたいが、たとえばp6の真ん中。「国家の基盤を支える」、とあるが、「豊かな国民生活」に続けて「地域社会」と1テンポ入れないと。それと同じ発想でp9。再生可能エネルギーが重要、とある。大賛成だが、技術の発展が印象として、むしろバイオマスなど地域の活性化につながる方が現場の意識は強い。早い段階で入った方がメッセージとして伝わる。成長の原動力、という前に地域力を高め、成長の原動力となる、という視点を入れれば広がるのでは。p10。社会インフラのグリーン化、循環型食糧生産の推進、それで消えたのかもしれないが、前回は資源の循環利用も入っていたが、資源そのものの制約も厳しくなってくるのでそういう視点は残した方がいいのでは。この後は意見だが、地域社会の中でどういう現実を見直していくか、技術と生き方。人文科学系との連携ともあるが、地球観測など限定したものであった。なお、グリーン・イノベーションとライフ・イノベーションはまったく違うような書き方をしているが、地域づくり、街づくり、今あるものを活かして、連携した全体像を明確なメッセージとして。(崎田)
・一つ一つ答えると時間をとってしまうので。(相澤議員)
・2点ほど。松本、毛利委員からあったがⅢ章。議論を踏まえ、新成長戦略の継投をしていただけるということだった。パブコメを求める上で記載されていたことが。豊かな「研究開発の推進」。前回は情報通信があったが削除されている。情報通信は日本の科学技術にとって重要。政府全体の取組として、新たな情報通信のあり方が策定されている。国際研究の推進、この点などもご勘案いただいて。もう一点p30。女性研究者の活躍。中鉢議員から第3期と変わっていないという指摘も頂いた。提案したいのはp30にある最初の○。ここは13%であり、まぎれもない事実なので、諸外国と比較しても極めて低い状態であり。日本を代表する研究者がナノ材料。一番最初の質問は、なぜ日本は女性研究者の比率が低いのか。専門の研究をして初めてだとあった。日本の中でどのくらいの男性研究者、現状が13%であるか、ご存じであるか。ぜひ13%という現実を入れていただいて。もう一点、良く書き込んでいただいているが、女性研究者の活躍を促進する。女性研究者の育成を加速させるためのプログラムが動いているが、リーダーの育成を加速させるのを継続させるか、ご検討していただきたい。中鉢議員に対する一つの答え。最先端研究開発プログラムの公募は5月20日に締め切った。応募の数がどれくらいか心配していたが、全体で5,618名、女性研究者は1,500名、28%もの応募があった。質の問題も今後問われていくが、女性研究者の活躍の場の促進。積極的に応募して分かりやすいかたちで応援すると、活躍が見えてくるのではないか。引き続きご支援を。(小舘)
・今回の内閣交代で改めて科学技術担当の政務官を拝命した。副大臣は来られる予定だったが国会対応。奥様は理科の先生であるとか、またエピソードを紹介したい。基本計画について一点だけ。バタバタして恐縮だが、p38にあたる部分。アウトリーチ活動を政府としてどの程度義務づけするのか、研究者も負担感になるので、どういうのが成功事例か、サンプルも示したい。一般の立場で参加させていただいた科学・技術フェスタ in 京都は5,121名、子どもたちも1,000人以上参加してもらった。科学技術に対する一般の理解促進として、また、政治家の方にも目を向けている。お配りしているものは3週間以上議論しているもの。明日木曜日フィックスするが、お目通ししていただいて、ここはこうだよというのがあればご議論いただきたい。基本計画の議論というのは来年3月の閣議決定まで丁寧にしていく。パブコメについて、まだ議論が続いているなかで行うのはどうか、パブコメは早いのではという議論があった。ここで議論を矮小化するつもりはなく、議論に供するためとして。もっともっとみなさんからのご批判もお待ちしている。取り組めるものは早速今年度から。できるところから待たずにどんどん手を着けていく。就任の冒頭、歩きながら考えていくと申し上げたが、そういうプロセスで。アウトリーチきちんとやれば相当のインパクトと負担がある。現場の皆様にご議論いただければ。(津村政務官)
・早い決断、ありがたい。今の、たとえば4番で想定する対象者の例、広くというのがあるが、どういう人が受けてと言うのか、を入れるともっと理念に近づくのでは。(崎田)
・この件に関し、ご意見あれば政務官まで直接お寄せいただければ。先程来の議論に戻る。(相澤議員)
・まずp2の基本理念。科学・技術・イノベーション。イノベーション、大抵いいことではないかと。p16。知のネットワーク強化、ここで産学連携の評価。第3期もずっと言われてきた。ここで「外部専門家の機動的活用」より、「ベンチャー企業の機動的活用」と入れていただいた方が、今まで上手くいかなかったところの解決策になるのでは。p18。多様なイノベーション。先ほど議論あったがSBIR、アメリカやイギリスでかなり成果を出していることなので、数値目標を書けるのであれば書いたらどうか。今でも制度があるのだが、実態は使われていない。入れていただいた方が日本の技術発展に寄与するのでは。p18の最後。リスクマネーが日本にはないと書いてあるのに、「制度や運用について不断の点検を行い」とある。ここを消していただき、「一層充実・評価されることが重要」としていただければ。p22〜23。国家を支える。これについてはこれから書き込んでいくということだが、事例だけを書くとあれもこれも入っていないとなる。領域横断的な科学技術基盤。情報だけを書くと、通信は要らないような感じなので「情報通信」に。p29。①の2つ目の○。「大学は、大学の人事の方針に基づき、例えば、一定年齢(50歳)を超えた研究者に対する教育研究能力の再審査〜」とあるが、年齢差別をするようなイメージを書くよりは、その前の・で「研究開発成果を実用化につなげる取組や教育能力など多様な軸での評価を実施する」と書いてあるので、下の・は「大学は評価を処遇に反映させる」でいいのでは。年齢で書くよりは。(北城)
・ライフ・イノベーションについて、パブコメをずっと読ませていただいたが、委員としてかなり感じるところがある。ライフ・イノベーションが目指すところとして、「罹患率の低下」を挙げて、説明が全くないのが奇異に感じる。患者になって医療を受けることも大事が、健康な生活を受けるためにも必要なのがライフ・イノベーション。罹患率の低下だけではない。10年、20年。2030年ぐらいに対して疾病構造、健康のイノベーションをしていくかというビジョンがないと。具体的に書けば12年、13年連続して自殺者が減らないとか鬱病とか。ライフ・イノベーションで解決できるのか。ITの方はevidence-based medicineとして、パブリックヘルスというのが、それによって政策を作るのが教科書的にもなっている。本来はこれでライフ・イノベーションを書かないと。それが抜けてしまっている。ライフ・イノベーションを支える仕組みとか。書き込まれていくときにパブリックヘルスの専門家をきちんと入れていただきたい。全体の中で各項目がどのように位置づけられるか分からなくなる。パブリックヘルスポリシーが重要。ライフ・イノベーションを支える仕組み、どうしてこれが抜けてしまっているかというと、自然科学と人文社会科学の融合した研究が、日本が遅れている。ライフ・イノベーションを支える仕組みにむしろそこが入らないと。TR、生物統計など書かれているが、パブコメでは、むしろそれは臨床だけでなく健康にも必要とある。パブコメも見ていただいて。最後に、学術会議に関わっており、そこで出した『日本の展望』には力を込めて書いた。ぜひ『日本の展望』をきちんと読んでいただいて。(岸)
・まず大変短い中でパブコメが沢山集まったこと、大変素晴らしい。ある意味国民の関心が高まっている。いくつか質問とコメント。まずp12以降のライフ・イノベーションの推進。岸委員の方からもあったが、自殺3万人、子どもの学習障害等あるので、○のあたりのところに脳科学もご検討いただけないか。p30。女性研究者のところ。中鉢議員の指摘のように、第3期の書き込みのところと同じものなのは、いかにも手抜きをしているように見えるので何とか変えないとと思っている。そこで質問だが、第3期のところ保健系が医学系になっているが。旧保健系にすべてのものが入っていたが、医学系のいわゆるメディカルドクターはそこまでいっていないんだという意見があった。たとえば後ろにカッコ書きを入れるのかどうか。それによって30%が高いのか低いのか。保健系であれば30%はほぼ達成している。③の下に二つ目の○の下に・が書かれている。小舘委員の話にあった、良い施策が立って、今後推進していくための根拠がいかにも薄弱。環境整備と採用を進めていくというのは別のやり方になるので、二つ目の○の下に入ってくるのではないやり方と、推進をする主体がどこであるかというのをはっきり。p33。(3)研究情報基盤の整備、において国際的な情報ネットワークが書き込まれたことは良くなった。(大隅)
・大隅委員の指摘に対して。19年度は保健系33%、医学系22.5%。医学系は医と歯を合わせて。3期と全く同じではなく変えていこうというもの。30%のところも目指して努力。(安藤参事官)
・女性の研究者の比率だが、第3期と変わっていないのは確かだが、パブコメその他、25%を越えるところに目標を設定することに実は女性からの反対が非常に強い。各分野における女子学生と男子学生の比率がトータルとしては25%。これよりも比率を増していくと、いろいろな歪みが出てくるという指摘。なので修正をさせていただいた。理工系は第3期の目標は低いところに設定されている。現実はこの域にも達していない。ということでこういうまとめ方。これはひとえにパブコメのまとめ方。(相澤議員)
・現場に。後ろの方から。すでにメモを出しており、科学・技術コミュニケーションのことだが、3千万円以上の公的研究費を得た研究者に貢献を求めることについて、非常に多くの方から心配があったが、津村政務官の提出資料では幅広い書き方なので安心した。発達段階の子どもと、トップの研究者との間をどうするか。子どもに対していかに科学を語るかという仕組みについて、継続的な資金、人も含めたりソースを考えて。3千万円以上の研究者を対象にというのはちょっと品がない。その次に、評価のことについていろいろ書き込まれていて、Ⅳ.にも入っていて、このメモにも出させていただいたが、各研究機関が守りにはいるのは良くない。チャレンジするという気持ちが湧き上がってくるような書き方を。はやぶさにしても、現場の研究者が評価されていないというようなテレビのコメントがあったが。失敗してはいけない、万が一にも失敗したら全部おわりというのではなく、チャレンジ精神が湧き上がってくるものを。...(野尻)
(以降、退出のため記録なし)
(参考)資料6「施策ワーキング・グループ(WG)の設置について(案)」によれば、このWGが基本方針の原案作成を引き継ぐ。構成員は白石隆総合科学技術会議議員を座長とし、白石座長および基本政策専門調査会の相澤会長により決定される。原則公開。サブグループ設置も可能。6月にWG設置。7月以降検討し、9月末を目処に基本政策専門調査会に提出する原案の作成を行う。
(1)研究開発システムWG中間とりまとめについて
・資料2「研究開発システムワーキング・グループ中間とりまとめ(概要)」をもとに説明。今後年内に最終取りまとめをする。中間とりまとめの構成として、研究開発システムに必要な機能、府省を越えて早期に対応すべき課題、中長期な取組みが必要な課題等、今後の対応。国の研究開発を4段階に分け、特に研究開発機関が関わる資金配分段階と研究開発実施段階に焦点。資金配分主体の役割分担。独法への移管を着実に進めるべき。研究開発の一体的推進。競争的資金の使用ルールの統一化及び整理統合。具体的な内容は資料3をご覧頂ければ。基本方針の方にも反映させていただいている。(安藤参事官)
・研究開発型の組織、学術研究型、ある程度分けて組織を作らないといけないのでは。「研究開発独法」と、「研究開発機関」は別ということか。(白井)
・それは別物である。(安藤参事官)
・p5の国立大学法人は「現段階では運用の改善で対応することが適当」というのは、それで仕方ないよね、という感じを受ける。また、ここは大学全体もぜひニュアンスとして入れていただきたい。(白井)
・「府省を越えた」議論をという前に、議論の場があれば。(崎田)
・競争的資金のルールの統一化についてはアクション・プランの中で、その中で各省の枠を越えた議論が始まっている。(安藤参事官)
・使用上のルールについては統一的に運用できるよう。ここでは競争的資金についてどういうシステムで配分機関のシステムを作っていくかを全体的に見直すという大きな構想。(相澤議員)
・学長は学部長を選ぶ権限がないとか、研究費の配分だけではなくリーダーシップの強化について言及を。p6に「優秀な人材」とあるが、優秀かどうか評価する仕組みがないと。
・テクニカルなことだが、資料2と資料3が目次と合っていないのだが、どちらの方を優先させていると考えているのか。(大隅)
・資料2はあくまでも概要。(安藤参事官)
・府省を越えて対応する順番が資料2と資料3で異なるところ。たとえば「イノベーション創出に向けた『場』の構築」と「研究開発独法・大学等の機能強化」で、資料2では研究開発独法が先に来ている。(大隅)
・資料2はポイントということで、網羅しているわけではない。ここに載っていないそれ以外のものは「その他」として付け加えさせていただいた。(安藤参事官)
・いずれ練られたものが出てくるということでいいか。(大隅)
・資料2はあくまでもポイントの説明ということで、事務局の責任で整理させていただいた。(安藤参事官)
(2)科学技術基本政策策定の基本方針とりまとめについて
・パブコメを募集したので、結果を。(相澤議員)
・資料5「パブリックコメントの結果について」から。合計で2,204件の意見が出ているが、1人からの複数の意見は別個のカウントとしている。テーマ別だとⅡ「国家戦略の柱としての2大イノベーションの推進」が600件強、Ⅳ「我が国の科学・技術基礎体力の抜本的強化」は900件強と目立っている。意見を類型化させてもらうと、予算拡大要求型、我田引水・陳情・要求型、既得権擁護型、組織対応型とある。こうしたものを除くと批判、正論、公憤を含む意見が1,307件、私感だが切実な現場の声も21件頂いている。政務官からも「目を開き、耳をすまして」意見を頂きますとあるので、パブコメはすべてしっかり読み、主な意見を整理した。(安藤参事官)
・事務局より資料4「科学技術基本政策策定の基本方針(案)」について、主な変更点について説明。章や節の題における変更として、Ⅳが「我が国の科学技術基礎体力の抜本的強化」を「我が国の基礎体力の抜本的強化」と変えた。Ⅲ.2.〜5.から「研究開発の推進」という接尾が抜け、5.については「研究開発の共通基盤を支える」としている。Ⅴ.3.では「科学・技術コミュニケーション」という言葉が頭に来ることはどうかとあったので、「国民とともに創り進める科学・技術」となった。
・パブコメにかけた段階では、多くのPが並んでいた。そのPは主として関連のところと、まだまだ調整に至るまでにはギャップのあるものもあった。検討してきた結果、かなりのものはPを取るところまで来た。最終答申としては年末をメドに作成していく。答申に向けて整理充実を図っていく。このようなことを考慮いただいてご意見を。(相澤)
・前より後退したなという印象。p30。上から2つめの・で、自校出身者比率について数字が書かれなくなった。日本の大学の問題として、一箇所にエクセレントな人が集中しすぎ。地方大学などに優秀な人材が行かない。もっとも悪いのは東大だと思うが。いろんな人がいろんなところに行くことで、エクセレントな人の層を増やす。ここを後退させてはならない。ある大学で「18から65まで同じところにいると退屈でしょう」と言ったら、そこでは90%の人が自校出身者だった。これを止めないと、アメリカや中国と競争できない。努力目標は書くのだが、法的拘束力はないので。「指向する」とかでなく、法的拘束力のあるルールを作る、と入れていただきたい。(潮田)
・第一点についてはわれわれの原案は20%とあったが、委員の方からご発言頂いた経緯がある。(潮田)
・この委員会で自校の学部出身の方は手を挙げていただきたい。(潮田)
・そのような進め方がここで適切かどうか分からないが。ただ一律に20%、この段階で入れるというのは難しい理解していただきたい。(相澤議員)
・理解したが納得していない。(潮田)
・規制をしようとすると、大学の環境を変えると上がるよりも下がるのではと思う。紙を出させていただいた。1ページものである。全体について、有識者が集まられるところですから、格調高い文章にしていただきたい。章ではⅡとⅢ、今後に対する意見。Ⅱは詳細に。少しⅢやⅣに比べると詳細すぎるのでは。ⅢやⅣの増え具合によるが。国家の基盤を支えるというのは大変重要なので「目指すべき国のすがた」から全体構成を見直して。例として単語の羅列が見られるが、「うちのを入れろ」とかいう議論になるので、例示はできるだけ避けた方がよい。Ⅳ.の科学・技術の強化、「原則し」というより「活用し」にすべき。また、どうしても%表記をして枠を確保しようとすると、選抜に困る人が来る。2.は前回提出意見関係である。人文社会科学系の重要性はかなり入れていただいたが、ライフ・イノベーションのところは消えている。再度どこか適宜書き込むべき。運営費交付金については、文言としてはとても入らないという話だったが、日本の貧弱さは明らかなので、ぜひ具体的に書かないと。再度配慮をお願いしたい。(松本)
・まず第1点、この議論の後にWGを設置させていただくことを提案させていただく。最終答申に向けて。ぜひそこで崇高なメッセージが書かれるよう。最終答申に向けて充実・整理させていただく。ライフ・イノベーションのところに人社系のことを入れる。ご指摘のところが弱い。もっとも難しいところは運営費交付金。事務局の説明でも、大変なせめぎ合いがあったという。だが、本日この委員会で、基盤的経費というところを明確に記載したい。ご支持いただけるならば、私たちの目指すところでもあるので、ここを修文することにしたいが。それでは、松本委員からの意見を活かした形で直す。(相澤議員)
・「この部分で財務省でダメと言われたから」とか、「書いていいか」と聞くのはおかしくないか。(潮田)
・あまりにも架空の状態を想定するより、体勢あるかたちで。(相澤議員)
・会議の姿勢として不適当だと思うが。(潮田)
・国の財政の問題でもあるので、ここに書き込むのは非常に現実性のあるものにしないと。前から細川委員の指摘されているように。(相澤議員)
・問題は言われたから修文したというところ。(潮田)
・大学のところは落とせと言われたが残した。「お願い」というのは言葉の綾である。(安藤参事官)
・事務局も大変な戦いをしているということをご理解いただきたい。(相澤議員)
・新成長戦略は12月閣議決定されたということだが、新政権でこれは変わるのか、維持されるのか。(中西)
・閣議決定は内閣が代わっても維持される。また、12月のものは基本方針である。この6月、まもなく具体的な工程表とともに公表される。(相澤議員)
・p10の気候変動適応のところが変わっている。新たな社会システムのところに人文社会学のことを、もう少し詳しく。p12。エコカーは非常にいいことだと思うが、持てるものと持てないもの、差別意識を生まないように。p16のところ。イノベーション戦略協議会は、どこに作るのか。その組織の位置づけの明確化が必要。総合科学技術会議の下に置くのか、どこかの省庁に置くのか。p18の「○%を多段階選抜型のSBIRに充てる」というところは一律に%で充てて良いのか。一律に書くことによって後で柔軟な運用になるのかが心配。p22。「我が国の強みを伸ばす」というところで、どう考えても「機能性化学」は「材料科学技術」とかぶるのでは。p25。ここは基本、基礎技術のところに。50程度のリサーチ・ユニバーシティ。前の方で多様性を求めるとあることに矛盾しないか。50から外れたところはどうするのかも書いておいて。p26。パブコメにあったが、論文引用の仕方は研究領域ごとに違う。論文平均被引用度。引用件数は結果として、これを目的とするのではなくしていただきたい。引用件数を上げるために、なってしまうので、もう少し書き方を考えて。p32、下の方。共用促進。施設・設備の共用を進めるため、専門的な技官の養成や意義についても書いていただければ。(中西)
・気候変動適応。もっと明確に循環型としている。また、研究の方針として2つに分けており、多様性を求めて裾野を広げる基礎研究と、世界のトップを狙うものがある。引きつけてと言うのは、世界トップの話。世界トップを狙うと言うところは強固にしていかなかければならない。(相澤議員)
・最後のページ。同じところばかり指摘して申し訳ないが、具体的に研究開発投資額はどうやって決定されるのか。中期財政フレーム、新成長戦略との整合性はどうか。最近、新聞に出ているが、たとえば当面3年間、枠をはめるということが決まるかもしれない。前年と同額で予算を作っていくことになるのか。総合科学技術会議がある程度袋詰めで出していくことは実現可能なのか、基本計画そのものの実現可能性につながってくる。近々それが出て、そこの整合性をどうやってとっていくか。整合性をとるということで、それなりの表現などが必要になる。ぜひあらかじめ袋詰めになるということの問題点を明らかに。この理解でいいのか。(細川)
・ご指摘の通り。ここは政務三役にリードしていただくところ。上にある新成長戦略、GDP比4%以上は新成長戦略の中に書かれている。この軸に沿って出る新成長戦略、すべて、内閣府の政務三役は関わっている。すべて連動していると理解していただいて。(相澤議員)
・今の続きで一言だけ。確かに財政が逼迫している。歳入歳出計画、財政運営戦略はこれから出るわけだが、これに対応できるように、各項目がどれだけの経済効果を生むか、基礎科学は必要ないが、投入資源に対しての効果を。ある意味においてウェイト付けが行われないと、調整が利かなくなる。質問として、こういう視点でぜひというのがある。p1の基本理念。オープン、グローバル、フラットなイノベーション。オープン・イノベーション、いかにオープン・イノベーションが大事か。競争力を配慮して欲しいとあったが、むしろ競争力を強化するためにもオープン・イノベーション、ポジティブ規制が大事、という観点がここにも入っていないといけない。規制の面でどう対応していくか。産業界の中ではそういう声もある。オープン・イノベーションのために規制緩和が大事。それが競争力を高めることになる。できれば基本理念のところで謳っていただきたい。国のかたち、国のすがたが描かれていないものだから、いろんなものがワッと出ている。金の使い方のメリハリではなく、政策のメリハリ、ムダ。p5、⑤の後にグローバル化のことを。そしてその形で言うには革新的なグリーン/ライフ・イノベーションに重点化する。そのなかで日本初のビジネスモデルが出てくる、そういう国なんだという勢いを。あと小さいところとして、海外からの留学生に適切な家がない。p26にもある留学生30万人計画があり、「周辺自治体・地域の国際化」と簡単に書いてるが、マナーや語学の問題がある。また、学生たちはお金を持っていない。いかに居住の家を提供するか。(桜井)
・第1の点は新成長戦略の中で位置づけが明確になっている。研究開発がいかに貢献するかというところで第2章につながっている。(相澤議員)
・私は新成長戦略を読んでいるが、オープン・イノベーションというのは、日本初のモデルがいっぱい出てくるというイメージ。(桜井)
・日本のオリジナルなイメージを、というので十分かどうか。(相澤議員)
・オープンとは何を意味しているというと、産官学。(桜井)
・その他指摘いただいたところは、どなたか有識者議員に。(相澤議員)
・p30で、女性研究者全体で25%うんぬんとある。第3期はp17に同じ文言が書かれている。いくら何でも停滞しているのではないか。過去3年、何も変わっていない。医学系はなぜこれが大成できなかったのかというところを書いていないのではないか。3期と4期のつながりがない。同じように上の方で自校出身者の話があったが、3期のコンセプトと何が違うのか。委員先生方も明確でない。「期待される」という結語となっているが、期待され続けている。3期に基づいた4期の意味づけ。それからもう一点。桜井さんのお話、議論があった。オープン・イノベーション。自前主義や垂直統合に対するアンチテーゼ。オープン・イノベーションの定義をはっきりさせるべきではないか。タクティクス。われわれに書けていた戦略。ここでご指摘のように。誰かがOIというのはこれだ、というのを定義していただかないと。(中鉢議員)
・薬の開発のOIのイメージが強い。(桜井)
・充実させうるところでできればさせていただきたい。(相澤議員)
《ブレークはじめ》
・民主党衆議院議員の大泉博子。第4期科学技術基本計画作っておられるということで、党にいる人間も加わりたいといったら早速この場に招いていただいた。新成長戦略が閣議決定されており、二つのイノベーションを進めていくということだが、道具立ては持っている。独立行政法人、民間の研究所があるが、これをどう活用していくか、議論していただきたい。GDP比で4%、まだまだそのメドはついていない。既にある資源をフルに使えるような議論を。(研究者は)事業仕分けで減らされるんじゃないかと及び腰になっている。私は科学にバックグラウンドがあるわけではないが。とにかく日本を救うのは科学技術だけ、そのための道具立ては揃っている。(大泉衆議院議員)
《ブレークおわり》
・パブコメの意見数では、Ⅲ章がこのような段階で210件も集まっているということで、きちっと議論していく必要がある。大きなものの考え方、国家基盤を支えるということで、たとえば卑近な例では「はやぶさ」が帰ってきた。科学研究という観点からカプセルに試料が入っていなければ失敗、という考え方もあるが、これか基礎研究も同じだが、はやぶさがこの2.の「豊かな国民生活の基盤を支える」というところで、サンプルが入っていなくても許せる、となるだろう。宇宙やノーベル賞をもらうようなものは見える。見えるものも大事で、だが見えるものだけがサイエンスではない。そのような視点で国家を支える。そこで人文社会科学も入って。たとえ基礎研究であっても産業に波及するし、人々がワクワクする、というところでⅢ章を。(毛利)
・Ⅲ章は、不十分であるが、課題を解決するというもの、として書いている。4つのそれぞれでそこに該当する。3期基本計画はどの研究分野が重要なのかと言う視点で書いていたが、そこが今回の大きな違いである。細部は詰め切れていないが、今後のドラフティングをやってもらうためのWGを設置して充実させたい。(相澤議員)
・それならばⅣ章のところに今私が述べたようなことを。(毛利)
・議論を逆にさせてしまって申し訳ないが、森委員と運営費交付金についての意見を提出させていただいた。この状況を打破していくというところで運営費交付金は大事ではと。(西村)
・話を身近なところに。地域社会の課題、それを活用したものを。全体像として、前回、生物多様性の話とか、地域の科学への市民参加をして、それが入り大変ありがたいと思っている。もう少し発言をさせていただきたいが、たとえばp6の真ん中。「国家の基盤を支える」、とあるが、「豊かな国民生活」に続けて「地域社会」と1テンポ入れないと。それと同じ発想でp9。再生可能エネルギーが重要、とある。大賛成だが、技術の発展が印象として、むしろバイオマスなど地域の活性化につながる方が現場の意識は強い。早い段階で入った方がメッセージとして伝わる。成長の原動力、という前に地域力を高め、成長の原動力となる、という視点を入れれば広がるのでは。p10。社会インフラのグリーン化、循環型食糧生産の推進、それで消えたのかもしれないが、前回は資源の循環利用も入っていたが、資源そのものの制約も厳しくなってくるのでそういう視点は残した方がいいのでは。この後は意見だが、地域社会の中でどういう現実を見直していくか、技術と生き方。人文科学系との連携ともあるが、地球観測など限定したものであった。なお、グリーン・イノベーションとライフ・イノベーションはまったく違うような書き方をしているが、地域づくり、街づくり、今あるものを活かして、連携した全体像を明確なメッセージとして。(崎田)
・一つ一つ答えると時間をとってしまうので。(相澤議員)
・2点ほど。松本、毛利委員からあったがⅢ章。議論を踏まえ、新成長戦略の継投をしていただけるということだった。パブコメを求める上で記載されていたことが。豊かな「研究開発の推進」。前回は情報通信があったが削除されている。情報通信は日本の科学技術にとって重要。政府全体の取組として、新たな情報通信のあり方が策定されている。国際研究の推進、この点などもご勘案いただいて。もう一点p30。女性研究者の活躍。中鉢議員から第3期と変わっていないという指摘も頂いた。提案したいのはp30にある最初の○。ここは13%であり、まぎれもない事実なので、諸外国と比較しても極めて低い状態であり。日本を代表する研究者がナノ材料。一番最初の質問は、なぜ日本は女性研究者の比率が低いのか。専門の研究をして初めてだとあった。日本の中でどのくらいの男性研究者、現状が13%であるか、ご存じであるか。ぜひ13%という現実を入れていただいて。もう一点、良く書き込んでいただいているが、女性研究者の活躍を促進する。女性研究者の育成を加速させるためのプログラムが動いているが、リーダーの育成を加速させるのを継続させるか、ご検討していただきたい。中鉢議員に対する一つの答え。最先端研究開発プログラムの公募は5月20日に締め切った。応募の数がどれくらいか心配していたが、全体で5,618名、女性研究者は1,500名、28%もの応募があった。質の問題も今後問われていくが、女性研究者の活躍の場の促進。積極的に応募して分かりやすいかたちで応援すると、活躍が見えてくるのではないか。引き続きご支援を。(小舘)
・今回の内閣交代で改めて科学技術担当の政務官を拝命した。副大臣は来られる予定だったが国会対応。奥様は理科の先生であるとか、またエピソードを紹介したい。基本計画について一点だけ。バタバタして恐縮だが、p38にあたる部分。アウトリーチ活動を政府としてどの程度義務づけするのか、研究者も負担感になるので、どういうのが成功事例か、サンプルも示したい。一般の立場で参加させていただいた科学・技術フェスタ in 京都は5,121名、子どもたちも1,000人以上参加してもらった。科学技術に対する一般の理解促進として、また、政治家の方にも目を向けている。お配りしているものは3週間以上議論しているもの。明日木曜日フィックスするが、お目通ししていただいて、ここはこうだよというのがあればご議論いただきたい。基本計画の議論というのは来年3月の閣議決定まで丁寧にしていく。パブコメについて、まだ議論が続いているなかで行うのはどうか、パブコメは早いのではという議論があった。ここで議論を矮小化するつもりはなく、議論に供するためとして。もっともっとみなさんからのご批判もお待ちしている。取り組めるものは早速今年度から。できるところから待たずにどんどん手を着けていく。就任の冒頭、歩きながら考えていくと申し上げたが、そういうプロセスで。アウトリーチきちんとやれば相当のインパクトと負担がある。現場の皆様にご議論いただければ。(津村政務官)
・早い決断、ありがたい。今の、たとえば4番で想定する対象者の例、広くというのがあるが、どういう人が受けてと言うのか、を入れるともっと理念に近づくのでは。(崎田)
・この件に関し、ご意見あれば政務官まで直接お寄せいただければ。先程来の議論に戻る。(相澤議員)
・まずp2の基本理念。科学・技術・イノベーション。イノベーション、大抵いいことではないかと。p16。知のネットワーク強化、ここで産学連携の評価。第3期もずっと言われてきた。ここで「外部専門家の機動的活用」より、「ベンチャー企業の機動的活用」と入れていただいた方が、今まで上手くいかなかったところの解決策になるのでは。p18。多様なイノベーション。先ほど議論あったがSBIR、アメリカやイギリスでかなり成果を出していることなので、数値目標を書けるのであれば書いたらどうか。今でも制度があるのだが、実態は使われていない。入れていただいた方が日本の技術発展に寄与するのでは。p18の最後。リスクマネーが日本にはないと書いてあるのに、「制度や運用について不断の点検を行い」とある。ここを消していただき、「一層充実・評価されることが重要」としていただければ。p22〜23。国家を支える。これについてはこれから書き込んでいくということだが、事例だけを書くとあれもこれも入っていないとなる。領域横断的な科学技術基盤。情報だけを書くと、通信は要らないような感じなので「情報通信」に。p29。①の2つ目の○。「大学は、大学の人事の方針に基づき、例えば、一定年齢(50歳)を超えた研究者に対する教育研究能力の再審査〜」とあるが、年齢差別をするようなイメージを書くよりは、その前の・で「研究開発成果を実用化につなげる取組や教育能力など多様な軸での評価を実施する」と書いてあるので、下の・は「大学は評価を処遇に反映させる」でいいのでは。年齢で書くよりは。(北城)
・ライフ・イノベーションについて、パブコメをずっと読ませていただいたが、委員としてかなり感じるところがある。ライフ・イノベーションが目指すところとして、「罹患率の低下」を挙げて、説明が全くないのが奇異に感じる。患者になって医療を受けることも大事が、健康な生活を受けるためにも必要なのがライフ・イノベーション。罹患率の低下だけではない。10年、20年。2030年ぐらいに対して疾病構造、健康のイノベーションをしていくかというビジョンがないと。具体的に書けば12年、13年連続して自殺者が減らないとか鬱病とか。ライフ・イノベーションで解決できるのか。ITの方はevidence-based medicineとして、パブリックヘルスというのが、それによって政策を作るのが教科書的にもなっている。本来はこれでライフ・イノベーションを書かないと。それが抜けてしまっている。ライフ・イノベーションを支える仕組みとか。書き込まれていくときにパブリックヘルスの専門家をきちんと入れていただきたい。全体の中で各項目がどのように位置づけられるか分からなくなる。パブリックヘルスポリシーが重要。ライフ・イノベーションを支える仕組み、どうしてこれが抜けてしまっているかというと、自然科学と人文社会科学の融合した研究が、日本が遅れている。ライフ・イノベーションを支える仕組みにむしろそこが入らないと。TR、生物統計など書かれているが、パブコメでは、むしろそれは臨床だけでなく健康にも必要とある。パブコメも見ていただいて。最後に、学術会議に関わっており、そこで出した『日本の展望』には力を込めて書いた。ぜひ『日本の展望』をきちんと読んでいただいて。(岸)
・まず大変短い中でパブコメが沢山集まったこと、大変素晴らしい。ある意味国民の関心が高まっている。いくつか質問とコメント。まずp12以降のライフ・イノベーションの推進。岸委員の方からもあったが、自殺3万人、子どもの学習障害等あるので、○のあたりのところに脳科学もご検討いただけないか。p30。女性研究者のところ。中鉢議員の指摘のように、第3期の書き込みのところと同じものなのは、いかにも手抜きをしているように見えるので何とか変えないとと思っている。そこで質問だが、第3期のところ保健系が医学系になっているが。旧保健系にすべてのものが入っていたが、医学系のいわゆるメディカルドクターはそこまでいっていないんだという意見があった。たとえば後ろにカッコ書きを入れるのかどうか。それによって30%が高いのか低いのか。保健系であれば30%はほぼ達成している。③の下に二つ目の○の下に・が書かれている。小舘委員の話にあった、良い施策が立って、今後推進していくための根拠がいかにも薄弱。環境整備と採用を進めていくというのは別のやり方になるので、二つ目の○の下に入ってくるのではないやり方と、推進をする主体がどこであるかというのをはっきり。p33。(3)研究情報基盤の整備、において国際的な情報ネットワークが書き込まれたことは良くなった。(大隅)
・大隅委員の指摘に対して。19年度は保健系33%、医学系22.5%。医学系は医と歯を合わせて。3期と全く同じではなく変えていこうというもの。30%のところも目指して努力。(安藤参事官)
・女性の研究者の比率だが、第3期と変わっていないのは確かだが、パブコメその他、25%を越えるところに目標を設定することに実は女性からの反対が非常に強い。各分野における女子学生と男子学生の比率がトータルとしては25%。これよりも比率を増していくと、いろいろな歪みが出てくるという指摘。なので修正をさせていただいた。理工系は第3期の目標は低いところに設定されている。現実はこの域にも達していない。ということでこういうまとめ方。これはひとえにパブコメのまとめ方。(相澤議員)
・ライフ・イノベーションについて私の意見を。ライフ・イノベーションの目指すもの、特に予防医学で罹患率の低下、非常に表面的。イノベーションを起こすには何が必要か、という視点が欠けている。ゲノム情報の共有と共通化、がないと。ゲノムコホート10万人規模でと言うプランもあるが、かつての予防医学は、秋田では痩せていてコレステロールの低い人が脳卒中が多かった。この特性を見つけて、脳卒中が下がった。予防医学はしっかりしたデータを集めて。それぞれのコホートの研究に共通性がない。高い精度で検証することができない。日本の医療の臨床情報の共有化と共通化と向上を作らないと、創薬という点で問題となる。国策として大きくやっていかないと日本初の創薬とか難しくなっていくのでは。予防医学というのは、たとえば交通事故が起こってどうするでなく、もっと大事なのは交通事故を起こさないようにすること。ライフ・イノベーションの中で、何が必要かというとやはり予防だろうと。費用対効果はなかなかわからない。すぐに結果ができるのではないが少し長いスパンでライフ・イノベーションを考えたときに情報の整備というのを個々のプロジェクト、個々の研究施設、自治体でなく、全体としてまとめる一つのものがないとうまくいかない。あと、具体的なことでたとえばがん対策の臨床情報で言えばがん登録事業があり、地域でも頑張ってがんの基幹医療ができるようになった。だが登録事業さえやっていない県がある。これは国家として一つのプロジェクトとしてやらない限り足並みが揃わない。後は細かいこと、革新的な創薬技術、機器とか、がん領域における、という枕詞が付いている。なるべくない方がいいのではないか。もっと医療全体から考えると絞ってしまわない方が。あと、たとえばp14。新薬および新領域。ドラッグラグ、デバイスラグのところはもっともっと複雑な問題がある。医療機器は保険で値段が決まっている。トータルなプロセスを見ない限り、認可されても実用化にはバリアがたくさんある。2015年までに組み替えカイコ等。それ以外にも人工血管など沢山トライされている。他のものが潰されてしまう可能性がある。やはりiPSに集中したために今までやってきたものを中断せざるを得ない。あまり細かい一つのことに絞ってしまわないで。もっと広い目で。(橋本)
・時間が予定を越えているので、手短に。(相澤議員)・現場に。後ろの方から。すでにメモを出しており、科学・技術コミュニケーションのことだが、3千万円以上の公的研究費を得た研究者に貢献を求めることについて、非常に多くの方から心配があったが、津村政務官の提出資料では幅広い書き方なので安心した。発達段階の子どもと、トップの研究者との間をどうするか。子どもに対していかに科学を語るかという仕組みについて、継続的な資金、人も含めたりソースを考えて。3千万円以上の研究者を対象にというのはちょっと品がない。その次に、評価のことについていろいろ書き込まれていて、Ⅳ.にも入っていて、このメモにも出させていただいたが、各研究機関が守りにはいるのは良くない。チャレンジするという気持ちが湧き上がってくるような書き方を。はやぶさにしても、現場の研究者が評価されていないというようなテレビのコメントがあったが。失敗してはいけない、万が一にも失敗したら全部おわりというのではなく、チャレンジ精神が湧き上がってくるものを。...(野尻)
(以降、退出のため記録なし)
(参考)資料6「施策ワーキング・グループ(WG)の設置について(案)」によれば、このWGが基本方針の原案作成を引き継ぐ。構成員は白石隆総合科学技術会議議員を座長とし、白石座長および基本政策専門調査会の相澤会長により決定される。原則公開。サブグループ設置も可能。6月にWG設置。7月以降検討し、9月末を目処に基本政策専門調査会に提出する原案の作成を行う。
文責・吉澤剛