枠組み・手法構築グループ

(グループリーダー:鈴木達治郎)

<活動1:潜在的な論点の体系的探索>

ナノテクノロジーは多様な技術の総称であり、定義のされ方も多様です。従って、「ナノテクの社会影響」も漠然とした集合体です。この中から、TAの対象となるような潜在的な論点の全体像を体系的に探索する手法を構築しています。問題構造化手法は、「ある現状がなぜ問題か」「どう解決するか」に関する認識が人により大きく異なる場合に、その多様性を踏まえた意思決定を支援します。多様なアクターへのヒアリングを実施し、個々人の認識を可視化することで、人々の認識の変化を促進させることを、特徴としています。

<活動2:個々の論点の分析手法の開発>

抽出された論点を、問題構造化手法によって分析する枠組みを構築しています。事例として「医療診断用小型チップ(Lab-on-a-chip)の開発の方向性とその社会影響」を扱っています。

<活動3:他のTA手法へのインプリケーション>

TA要件として価値の多元性の反映に応えるには、これ以外もソフトシステムアプローチなど多様なTA手法が存在しています。それらを用いる際に、問題構造化のメリットを発揮させる方策を検討していきます。また、実践グループとの協働により、TAのプロセス管理のチェックリストの確立も目指します。